先日 パワハラ研修についての講義を受けている時になんとなく違和感があったのが、「Z世代の価値観を理解する」という言葉でした。

確かにハラスメントは立場の上下関係によってもたらされることが多いですが、
上司が部下に合わせるとか、目線を下げるとか、
そういう考え方自体が上下関係を生み出し、ハラスメントを助長している要因の一つになっているのではないでしょうか。

部下を一人の人として尊重し、人として対等に接するのであれば、
双方がお互いを理解する必要があるのではないかと私は思います。

上司が部下のことを理解するのはもちろんのこと、
部下であるZ 世代の方々も、上司である バブル世代の方々の価値観を理解することが必要なのではないかと私は思います。

・上司はなぜ背中を見せたがるのか
・上司はなぜ根性が好きなのか
・上司はなぜ居酒屋コミュニケーションが好きなのか

このような上司の世代の価値観を理解することで部下は上司の言動の理由がわかるようになり、仮に今までと同じ言動であっても
ハラスメントと感じる機会が少なくなる可能性があるのではないか、と私は考えます。

パワハラ研修を一部の上司にだけ行うのではなく
それぞれの世代の価値観を知ってお互いを理解する目的で全社員を対象におこなってみると、思わぬ効果があるかもしれません☺